2007年03月29日

第0話 開店

駅前の商店街より少し路地を入った辺りにある「珈琲専門店」。
商店街が大きいので客の入りはなかなかに多い。席数30席ほどの店内は概ね静かで、スローなジャズが流れている。
中年の頑固そうなマスターと、若くよく動き回るウェイトレスが店を動かしている。珈琲の香りが店の外まで漂い、美味しい珈琲を期待させる。


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「マスター、ご挨拶ご挨拶!!」
「えぇっ、ああ・・・。改まってそんなことしなくても」
「ダメですよ。お店の常連さんばっかりじゃないんですから。」
「そうか?でもそういうのって苦手なんだが・・・」
「お店のご紹介をきちんとしとかないと、来てもらえませんよ。」
「別にいいよ・・・。うちの店は、来たいやつが好きなときに来て好きにすごしてくれればいいんだから。その代わり俺が気に入らん奴は追い出す。」
「そんな事いったって。いいです、わかりました。私がご挨拶しておきます。でも文句いいっこなしですからね。」
「おいおい、大丈夫か?」
「もういいです。あっち行ってて下さい。邪魔です。」

「すみませんばたばたして。改めてご挨拶します。」
「わがままでだらしがない中年親父のマスターと、私、可愛いウェイトレスが、喫茶店の風景を切り取っていきます。お気に召すといいんですが。」
「どうぞお付き合いくださいまし。」

「誰がわがままでだらしがないんだ。だれが可愛いって?うそばっかり並べやがって。勝手にしろ!」
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posted by 銕三郎 at 23:29| 東京 ????| Comment(32) | TrackBack(0) | 珈琲の存在った風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする