世間ではゴールデンウイークの真っ最中だが、ここ「Cafe−Aloma」はいたって静かな時を送っている。
品のよい物静かな女性が、陽射しがまぶしい午後になったころにやってきた。
待ち合わせているのだと窓際の席に座り、商店街の方の様子を窺っている。
しばらくして待ち合わせの相手が登場。急いでやってきた風もなく、爽やかな笑顔で「アイスティー」を2つ頼むと女性の待つ席の向かい側に腰をかける。
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「久しぶりだね、君とここで逢うのは。」
「そうね、何年前になるのかしら。あんなお嬢さんはまだいなかった頃だったと思うわ。」
「そうだとしても変わらないな、この店も、商店街も、そして君も。」
「うれしいわ。そんなことを言ってくださる男性は少なくなったわ。殿方の話題の中心でいられる年頃ではなくなってしまったのね。」
「そんなことはないさ。いつまでも変わらず魅力的だよ。」
「でも、あなたは愛してるって言ってくれたことがないのね。」
「そんなこと知ってると思ってた。」
「女は、それを聞きたいものなのよ。」
「魅力あるもの、キレイな花に心を惹かれるのは、誰でもできる。だけど、色あせたものを捨てないのは努力がいる。色のあせるとき、本当の愛情が生まれる。」
「うふふ、正直な方ね。私が色あせたこと認めちゃってるじゃない。」
「今、笑ったね?」
「ごめんなさい、つい・・・。」
「とんでもない、君の笑顔は素敵だ。年を経ても変わらない優しい笑顔だ。」
「まあ、お上手ね。」
*****
「お姉さん。あのお二人、いい感じですね。あんな年齢になっても恋ができるっていいですよね。」
「映画のワンシーンを見ているみたい。お互い家族も独立して自由になったのかしら。ねえ、マスター?」
「・・・・・・。」
「上品な逢瀬に使っていただけるなんて・・・。そんな恋がどうしたらできるかうかがってみたいくらい。」
「あれ?マスター、どうされたんですか?お姉さん、マスターの様子が変ですよ。」
「おかしいわね?いつもはお客さんの事に関心がない風をしているのに・・・。怒ってるみたい。確かに変だわ。どうしたの、マスター?」
「・・・・・・。ほっておけ。いつまでも無駄口をたたいてるんじゃない。」
「やだなぁ、マスター。お客さんが動かないからしょうがないじゃないですか。おかしいわね、何イライラしてるんですか?そんなマスターを見るのはあの時以来ね。気に入らないことでもあるの?」
「ああ、十分気に入らない。あいつら人の店で恥ずかしげもなく・・・。」
「え?あいつらって、あのお二人のこと?」
「ああ、すぐに叩き出す!」
「待ってよマスター。お客様にそれはいくらなんでも。それにあの二人が何を?」
「ありゃ俺の親父とお袋だ。いい加減にさらせ、人前でこっぱずかしい。」
「マスター、落ち着いて!ご両親なんですか?仲がよくってうらやましいじゃないですか。」
「あんなのを子供のころからずっと見せられ続けて来たんだ。高校までは我慢したんだが、耐えられなくなって地方の大学を受験した。それ以来家とは縁遠くなっていたんだが、今朝も突然『孫の顔が見たい』って押しかけてきやがって、やっと帰るかと思えば今度は店に来やがった。」
「子供より孫は手放しで可愛いと感じるらしいから、たまには実家に連れて帰ってあげればいいじゃないですか。きっと寂しいんですよ。」
「そうですよ、お子さんのお休みに合わせてお出掛けされたって僕らは大丈夫ですからね。」
「そう言われてもなぁ・・・実家に行けばあの光景が延々続くんだぞ。俺には1時間だって耐えられんよ。うちのと子供だけ置いてくるわけにもいかんからな。」
「たまに親孝行もするもんよ、諦めてね。」
「う・・・仕事を理由にできなくなるとはな。まいったなぁ。」
本日のメニューアイスティー
熱い紅茶に氷を入れればアイスティーになる、などと簡単に考えてはいけません。
氷を入れた途端に茶液が濁る場合がありますが、ほんの少しお湯を差してやると濁りが消えます。
茶葉は「キャンディ」・「ディンブラ」が渋みが少なく都合がいいでしょう。
キャンディは香りが控えめでアレンジにも最適。
ディンブラは薔薇の香りに似た柔かいが強い香気があるためストレートが似合います。



益々お茶がおいしく頂けようってものです。
お姉さん、アールグレイでアイスティー、お願いしますね。
ストレートでいかせて頂きますm(_ _)m
この時期の職場は休みを利用して皆様があちこちへ行くから、
いっとき、毎日おやつ付きという夢のような日々が訪れます(笑)
先週の庄内土産のずんだ饅頭もうまかったなぁ・・・。
うちのジジババも再来週来訪予定。公共交通機関が不便な当地で、
家族総出でお客様を歓待するのは非常に難しいです。
地方でミニバンが売れる理由が何となく分かってきました・・・。
いらっしゃいませ、アールグレイのアイスをストレートでよろしかったんですね。
>毎日おやつ付きという夢のような日々
長期休暇の後はこれが楽しみですね。いろいろな地方の銘菓を日替わりでいただけるのは至福の時です。マイナーなお菓子が美味しかった時は自分の時も…って考えちゃいますね。
>地方でミニバンが売れる理由
東京などの交通機関が整っているところにいると気づきませんね。私も田舎に帰ると車がないことにはどこにも遊びに行けないことに気づかされます。
妹の車は軽ですから両親・我が家族・妹親子では2往復しなければなりません。
かわいい男の子が入ったんですね〜。
あ、私にはアイスコーヒーを下さい。
できれば炭酸が入った奴がいいです。
炭酸が入るとスッキリして美味しいですよね。
実は我が家に私の母が来ているんですが、10年以上も別々に暮らしているので久しぶりに一緒になるとペースが違いすぎて若干疲れ気味です。
まだまだ親孝行を素直に出来ないんですよね〜。
私はペーペードライバーなので母と二人っきりになっても車で出かけられず、公共交通機関が頼りだったりします(笑)
いらっしゃいませ〜。アイスコーヒーコンチネンタルでいかがでしょう?バニラエッセンスの甘い香りとビターズの苦味がいいアクセントになります。
>10年以上も別々に暮らしている
??えっと〜…。ももさんはてっきり20代後半の方と勝手に思い込んでいました。ってことですよね?
離れているとなかなか親孝行のきっかけが見つけにくですよね。それでも顔を見せるだけでも親は安心するようですよ。
いただきます☆
マスターと同じく大学入学と同時に家を出たのですよ〜
今回の来訪で安心してくれるといいのですが…
>マスターと同じく大学入学と同時に家を出たのですよ〜
そうでしたか。「以上」を大きめに計算してしまっていたんですね。
お母様に安心していただけるよう、ゆったり歓待してあげてくださいね。
こんなアツアツ見せつけられちゃぁ、アイスティーでも飲みたくなりますね。(笑)
ロンドンは先週から急に暑くなって、日中25℃を超える世になりました。一挙に15度ぐらい日中の温度が上がってびっくりです。
いらっしゃいませ。暑い中ありがとうございます。ディンブラをアイス・ストレートでどうぞ。
>ロンドンは先週から急に暑くなって、日中25℃を超える世になりました。
東京は先週末より3月下旬の寒さです。雨でもあり、その中でキャンプをしていた辰蔵は凍えていたようです(カブ隊は延期にしました)。家の中でもかなり冷え込み、PCのある居間だけが妙に暖かいようでした。